アフィリエイトの成果の記入の仕方

ここではわくわく青色申告を使ったアフィリエイトなどのインターネットビジネスの収入の記帳の仕方の実地を説明しますが、他の事業の方も参考になります。わくわく青色申告などのパソコンソフトをお持ちでない方は、ここを参考にして下さい。

実際の記入

提示している記帳方法などに疑問点があれば税務署で聞いて下さい。私の意見は参考程度にとどめてください。正確性を保証する物ではありません。あくまで正しいのは税務署の意見です。(汗)

売掛と回収

さて、アフィリエイトのASPの成果の確定と、振込は各ASPによって違います。確定してから、次の月に振込になるところもありますし、二ヶ月後になるところもあります。
複式簿記では、成果の確定と、実際の入金は分けて記帳する必要があります。確定したら借方を売掛金で記帳して、貸方を売上高で記帳します。実際に振り込まれたら、借方を普通預金で、貸方を売掛金で記帳します。

 

しかし、入力を別々にしていたら、面倒ですよね。どちらかを忘れてしまっては、つじつまが合わなくなります。私の場合は、振り込まれたら、さかのぼって成果の確定を確定日で記載して、振り込まれた日で入金を記載します。後で入力してもパソコンソフトなら簡単です。(申告前に徹夜で1年分をまとめて記載する方もいるようですが、あまりに大変ですので、こまめな記載を心がけて下さいね)
ただし、決算をまたがる時(年末)などは、注意します。しかし、確定申告は2月15日からですので、大抵のASPは12月までの成果の振込は終わっていますので、大丈夫です。振込がまだの場合は、成果の確定は確定として、それだけその年の帳簿に記載する必要があります。確定しただけで収入があったと言うことになります。未払い債権を持っている状態と言うわけです。

 

取りあえず各ASPの確定日と振込日を大まかに調べておいてください。サイト等に記載があるはずです。振り込まれたら、これが何月分であったかを調べて、確定日を調べても良いですが、大まかに把握して置いた方が良いでしょう。
主立った所の記載の実例を挙げますが、他の所は準じて判断してください。

 

A8.net

A8.netは、確定から二ヶ月後に振込があります。さらに振込料が差し引かれます。これらを帳簿に記載する必要があります。
振込手数料は、銀行の場合、525円です。ちゅうちょ銀行の場合、30円です。出来ればゆうちょ銀行も事業用の口座に指定して、振込料30円で振り込まれるようにした方が良いでしょう。

 

振り込まれたら、ログインして、詳細レポートを見ます。その成果確定レポートを見ると何月分が振り込まれたか明らかですね。支払成果報酬の中を見れば、振込の手数料などが明らかになります。振込を5,000円支払方式などにしている場合で、成果が5000円に満たなかった場合は振込が持ち越されますので、少し複雑に成りますが、何月分の成果がどれだけだったかで記載すれば良いと思います。
パソコンソフトでは、簡単にさかのぼって記載が出来ますので、確定したらすぐに記載する必要はありません。
振込日時は銀行で簡単にわかります。

 

成果の確定は、その月の月末に行われます。レポートで明示されるのは次の月の1日ですが、通常その月の成果ですので、月末で記載するのが良いでしょう。

 

成果の確定、売掛金

売掛金の記載

2月分の成果の確定です。2月末の日付で振替伝票にこう記載します。金額はダミーですが、借方と貸方が釣り合っています。どちらが借方か貸方かに注目してください。

振込、売掛金の回収

さて、成果が実際に振込まれました。

100円の売掛金が普通預金に振り込まれました。ゆうちょ銀行ですので、振込手数料が30円引かれていますので、振込金額は70円です。A8はゆうちょの場合は振込料が30円掛かります。
借方、貸方は双方合計は100円で釣り合っています。振込手数料が引かれて振り込まれる場合の記載の方法です。定番伝票辞書に登録しておいても良いでしょう。
記載日付は実際に振り込まれた日です。

 

Google

Googleは振込手数料が引かれませんので、素直に記載するだけです。
月末に確定した成果は次の月に振り込まれます。アドセンスのお支払いのページで確認して下さい。以前はドル表示でしたので、確定から振込までに為替相場で金額が変わって面倒でしたが、今は日本円で成果が確定できます。
特に迷うことはありません。

楽天アフィリエイト

成果が確定するのは、翌月末です。支払いがあるのは、翌々月の10日です。楽天アフィリエイトは、売掛金の記入は同じです。
楽天ポイントが楽天ポイント口座に入ったら、その前月末の日付で売掛金として記帳します。

 

少し違うのは、売掛を回収した時の記載の方法です。楽天の報酬も売掛金ですが、実際に貰えるのは通貨では無く、楽天ポイントや楽天キャッシュですので、普通預金などの現金とは分けて記載します。

ここでは楽天ポイント口という勘定科目を使っていますが、他店商品券など、その他流動資産の区内に何か科目を作ることをお奨めします。

普通預金の中に楽天ポイントの補助科目を作って入れてもよいことは良いですが、現金と同じような物でありながら、現金とは違うと言う記載がふさわしいです。

 

なお、楽天キャッシュは、10%の手数料で現金化出来ます。現金化してその旨を記帳しても良いのですが、いわば10%損します。
ある程度溜まったところで、個人使用に振り替えてそれを記帳して、自分で使ってしまうのが良いです。溜めておいて何か経費の購入に充てても、領収書が出ませんから記帳できません。方法は後で説明します。

 

 

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